TVCMで露出が高い出前館
ここでは現役配達員目線で、Uber Eatsと比較いたします
出前館配達員の収入体系
出前館は売り上げは配達をした時のみ報酬になります。
『当たり前だろ!』とお叱りを受けそうですが、
チップ制度、週刊クエストはありません。
具体的に言うとピックアップまでの距離が遠いと効率が悪くなります。土地勘がないとマップを見て配達距離をみてなど確認順番は違いはあるけど、スワイプまでの確認事項が多くて『スワイプ負け』ばかりです。
2022/9/14日現在下記の報酬体系になっています
基本料金は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県は600円、その他の都市は550円です。
基本料金に距離料金を加えた報酬は以下の通りです。
店舗からお届け先の距離 | 首都圏(税込) | その他の都市(税込) |
---|---|---|
1km未満 | 600円 | 550円 |
1km~2km未満 | 660円 | 600円 |
2km~3km未満 | 750円 | 670円 |
3km以上 | 870円 | 770円 |
3km以上は追加報酬もなく効率は落ちてしまいます
加盟店のオペレーション
配達員にとって『いらいら』は調理待ち。
店内優先の店、人手不足の店、大量オーダーで待つ店などさまざまですが、
出前館は受注オーダーキャンセルができません。無償で待ちつづける最悪ですね。
ウーバーイーツと比較すると2倍待つイメージ。
出前館配達の実録
先日、受け取り店舗まで3分の距離を受託。
受託時は料理完成まで8分。お届け時間まで25分。
店舗到着後、完成まで15分との回答。
『今オーダーが入ったばっかりですよ』天丼3個口の注文でした。
揚げ物地雷を踏んでしまった。
本当か?嘘かは定かではありませんが、お店側のお決まりの返事。
出前館AIがだめなのか?それともお店側端末の料理提供時間設定が短いのから?
約2.5キロの配達で3分遅延
さらに配達予定時間から20分遅延する前にお届け先に電話連絡は必須。
調理完成まで15分と言われたときに、ウーバーイーツであればキャンセルできますし、
待っていれば配達調整金がもらえます。
2020年度の出前館と比較すれば、店舗オペレーション、アプリはだいぶ使いやすくなりましたが、
ウーバーイーツと比較すると、改善の余地は沢山あると思います。
ブースト
出前館のブーストとは、配達依頼が多い時間帯に通常の配達報酬が何倍かになるインセンティブです。
例えば、基本報酬600円、ブースト2倍の場合は配達1回で1,200円もらえます。
土日祭日のランチタイムやディナータイムはブーストの倍率が高く、最大3倍になることもあり、その場合は配達1件2,000円くらいになります。しかしブーストが高いから需要が多いとは限りません。その地域に配達員が少ないと判断されていて高倍率で『釣り』も多くみられます
2023年4月市町村ブーストは廃止されました。
働きやすさ
アプリのマップが粗悪な出前館。店舗ピンずれも多発。当然お届け先もピンずれが多い。対策としては出前館アプリでの住所コピー機能。ひと手間増えます。
出前館はオファーがきたらスワイプで受諾となりますが、通常配達員数名にオファーが通知され、最初にスワイプした配達員が受諾となります。極端に店舗に近いと優先オファーになるようです。
バックグラウンドでも通知はきますが、ほぼ他の配達員に取られてしまいます
極端な表現をすると、昼寝をしていても仕事が取れるUber Eats。
アプリを直視してないと仕事が取れない(取りにくい)出前館
運転中ならどうでしょう?想像つきますよね
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